2023年7月の法改正により、特定小型原付という区分が新設されました。
特定小型原付扱いの電動キックボードは、16歳以上なら運転免許証なし・ヘルメットの着用が努力義務です。
「特定小型原付の自賠責保険は必要なの?」と思う人がいるかもしれません。
結論からいうと、特定小型原付は自賠責保険に加入しなければいけません。
この記事では、特定小型原付の保険・交通ルールについて紹介します。
特定小型原付は自賠責保険の加入が必須
特定小型原付で公道走行するなら、自賠責保険の加入が必須です。
自賠責保険とは、対人事故を補償する保険で、対物事故・自損事故は補償されません。
法律で加入が義務付けられており、未加入の状態で公道走行すると、交通違反です。
「加入が面倒」と思う人がいるかもしれませんが、コンビニなどで簡単に加入手続きができます。
特定小型原付の電動キックボードに乗るなら、忘れずに自賠責保険に加入しましょう。
保険料について
気になる保険料ですが、2024年3月までは原付バイクと同じ金額です。
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | |
総額の保険料 | 7,070円 | 8,850円 | 10,590円 | 12,300円 | 13,980円 |
1年あたりの保険料 | 7,070円 | 4,425円 | 3,530円 | 3,075円 | 2,796円 |
自賠責保険は契約期間が長くなるほど、1年あたりの保険料が安くなります。
1年間の契約だと7,070円、2年間の契約だと8,850円で年間の保険料は4,425円と安くなります。
保険料を節約したい人は、長期間の契約がおすすめです。
また自賠責保険の保険料は法律によって、金額が定められています。
どこの代理店・窓口で手続きしても、金額は一緒です。
2024年4月に専用の保険が新設される
2024年4月に特定小型原付用の保険料が新設される予定です。
まだ保険料が未定ですが、原付バイク用の保険料よりも安くなる可能性があります。
もし原付バイク用の保険に加入しており、2024年4月以降も契約している場合は、保険料の差額が返金される予定です。
特定小型原付の保険料が新設される前に、原付バイクの保険に入ったとしても、損することはないので安心してください。
不安なら任意保険の加入がおすすめ
「電動キックボードも任意保険に加入した方がいいの?」と悩んでいる人もいるでしょう。
結論からいうと、不安を感じているなら任意保険の加入がおすすめです。
なぜなら任意保険に加入すると、自賠責保険ではカバーしきれない対物事故・自損事故も補償してくれるからです。
自賠責保険だけでは心配だと思うなら、任意保険に加入して安心した状態で運転した方がいいでしょう。
原付バイク用の保険に加入しよう
電動キックボード専用の任意保険は、数が少ないです。
そのため特定小型原付用に任意保険へ加入するなら、原付バイク用の保険を選びましょう。
原付バイク用の任意保険なら、特定小型原付も対象にしていることが多く、電動キックボードでも保険が適用されます。
ただし補償内容・条件などは保険会社やプランによって異なるため、詳細は問い合わせて確認しましょう。
ファミリーバイク特約について
すでに自動車の任意保険に加入しているなら、ファミリーバイク特約が使えるかもしれません。
ファミリーバイク特約は、自動車の任意保険にオプションとして利用できる「原付バイク用の保険」です。
わざわざ新しい保険に加入する必要もなく、手続きが簡単です。
特定小型原付の交通ルール
2023年7月1日に改正道路交通法が適用されて、特定小型原付という新しい区分が作られました。
電動キックボードがそれまでの原付バイク扱いから、特定小型原付扱いになることで、下記のような違いがあります。
特定小型原付(現行ルール) | 改正前のルール(2023年6月まで) | |
運転免許 | 不要 | 必須 |
ヘルメット | 任意(努力義務) | 必須 |
自賠責保険 | 必須 | 必須 |
ナンバープレート | 必須 | 必須 |
速度制限 | 時速20km/6kmの切り替え | 時速30km |
走行場所 | 車道・自転車レーン・路側帯・歩道 | 車道のみ |
年齢制限 | 16歳以上 | 免許に準ずる |
特定小型原付は、16歳以上であれば運転免許証なし・ヘルメットの着用が努力義務です。
ただし自賠責保険の加入・ナンバープレートの取り付けは必須です。
また走行モードを切り替えることで、車道だけでなく歩道も走行できます。
特定小型原付の電動キックボードなら「atico」
特定小型原付の電動キックボードを探している人には、Free Mileから発売予定のatico(あちこ)がおすすめです。
aticoは法改正に対応した特定小型原付扱いの電動キックボードです。
タイヤが3つある三輪タイプで車体が自立するため、安定性が高く、転倒リスクも低いです。
さらに完全防水機能を備えており、雨が降っているときでも気軽に屋外保管できます。
aticoについて気になる人は、下記のボタンから詳細をご覧ください。
まとめ
特定小型原付で公道走行するなら、自賠責保険の加入が必須です。
もし自賠責保険に未加入の状態で公道走行すると、交通違反として取り締まりの対象になります。
自賠責保険の補償は対人事故に限られているため、補償内容に不安がある人は、任意保険への加入がおすすめです。
任意保険に加入すれば、自賠責保険では補償できない対物事故・自損事故も補償してくれます。