電動バイクは環境性能も高く、注目を集めている乗り物です。
「電動バイクってどういう種類があるの?」
「できれば折りたためる電動バイクを探している」
という人もいるでしょう。
電動バイクの種類は、スクーター・折りたたみの2つのタイプに分かれます。
コンパクトなモデルを探している人・持ち運びしたい人には、折りたたみがおすすめです。
この記事では、折りたたみできる電動バイクについて紹介します。
電動バイクの種類
電動バイクとは、バッテリーを充電して、電力で走行するバイクです。
ガソリンバイクに比べて、燃費がよく、自宅で手軽に充電できるというメリットがあります。
また電動バイクはスクーター・折りたたみの2タイプに分けられます。
- スクーター
- 折りたたみ
それぞれ、くわしく説明していきましょう。
スクータータイプ
スクータータイプは、一般的なスクーターと同じような形状です。
シートに座って運転できるため、足腰への負担が少なく、長距離の移動にも適しています。
他のバイクのようにまたがって乗る必要もないため、スカートを履いていても問題なく乗車できます。
両足を収めて乗るので、下半身部分を走行中の風から守ってくれます。
長距離を移動したい人・スカートを履くことが多い人は、スクータータイプがおすすめです。
折りたたみタイプ
折りたたみできる電動バイクは、車体を折りたたんでコンパクトな状態にできます。
例えばFree Mileで販売している電動キックボードFree Mile plusは、ハンドル・サドル部分を簡単に外して、折りたためます。
電動バイクの駐輪スペース・保管場所がない場合でも、折りたたみできれば問題なく保管できるかもしれません。
折りたたみできる電動キックボードなら、玄関にちょっとしたスペースがあれば気軽に保管できます。
実際にFree Mile plusを自宅の玄関で保管している人もいます。
「駐輪スペースがない」「わざわざ駐車場を契約するのは避けたい」という人は、折りたたみタイプがおすすめです。
折りたたみできる電動バイクのメリット
ここからは折りたたみタイプのメリットを紹介します。
コンパクトな収納
電動バイクは折りたたみができれば、かなりコンパクトになります。
そのため大きな駐輪場・保管スペースが必要ありません。
スクータータイプはサイズも大きいですが、電動キックボードなら折りたたみ前でも自転車より少し小さいぐらいです。
折りたたみすれば、さらに小さくなるため、小さいスペースで保管できます。
持ち運びに便利
折りたたみができる電動バイクは、持ち運びにも優れています。
バイクにもよりますが、重量がそこまでないものだと、持ち上げられます。
Free Mile plusの場合は重量が30kg程度で、電動自転車と同じぐらいの重量です。
電動バイクと聞けば重たいイメージがあるかもしれませんが、電動自転車と同じぐらいの重量であれば、問題なく持ち上げられるでしょう。
折りたたみすればハンドルやサドル部分の高さがなくなるため、持ち運びも簡単です。
車のトランクにも収まるサイズなので、外出先・レジャーなどに電動バイクを持っていくこともできます。
気になる充電と航続距離について
電動バイクについて気になるのが、バッテリーの充電と航続距離ではないでしょうか。
バイクによって異なりますが、Free Mile plusの場合は下記の通りです。
- 充電時間:5〜6時間
- 最大航続距離:40km程度
- 電気代:11円程度
1回のフル充電は5〜6時間ほどかかり、最大航続距離は40km程度になります。
電動バイクのバッテリー充電は、自宅のコンセントに繋いで充電するケースが多いです。
ガソリンバイクのようにガソリンスタンドに寄って、給油する必要がなく、自宅で簡単に充電できます。
気になる燃料費(電気代)も安く、原付バイクと比べても燃費はいいです。
「なるべく維持費をかけたくない」という人にもおすすめです。
電動バイクの最大航続距離はバイクによって大きく異なるため、自分の想定している移動距離に合ったバイクを選びましょう。
バッテリーの取り外しについて
電動バイクの中には、バッテリーを取り外しできるものもあります。
バッテリーを取り外せば、バッテリーだけ自宅に持ち込んで、スマートフォンのように気軽に充電できます。
バイクによっては、専用の充電機器が必要だったり、バッテリーが本体に内蔵されて取り外しできなかったりするため、事前に確認しておきましょう。
電動バイクの区分について
電動バイクは、出力できる電気量のことを定格出力と呼び、W数によって区分が異なります。
ガソリンバイクが排気量によって区分が決まるのと同様です。
種類 | 電動(定格出力) | ガソリン(排気量) |
原動機付自転車免許(原付一種) | 0.6kW以下 | ~50cc |
小型限定普通二輪免許(原付二種) | 1.0kW以下 | ~125cc |
普通二輪免許(中型免許) | 20kW以下 | ~400cc |
大型二輪免許 | 20kW超 | 400cc超 |
定格出力が600Wを超えると、原付一種を運転できる免許証が必要になるので、注意しましょう。
気になる電動バイクがあれば、定格出力と区分をチェックして、自分の持っている免許で運転できるか確認が必須です。
折りたたみの電動バイクで公道走行するには
電動バイクにはスクーター・折りたたみタイプなど、さまざまなモデルがあります。
すべての電動バイクが公道走行できるわけではなく、公道走行するための条件があります。
ここからは折りたたみタイプに多い電動キックボードの公道走行について紹介します。
保安基準を満たしているか
電動キックボードで公道走行するには、保安基準を満たさなければいけません。
保安基準とは、安全に走行するために装置がついているかの基準です。
- ミラー(後写鏡)
- ウインカー(方向指示器)
- クラクション(警音器)
- 機械式ブレーキ(制動装置)
- ブレーキランプ(制動灯)
- スピードメーター(速度計)
- テールランプ(尾灯)
- ナンバー灯(番号灯) ※最高速度19km/h以下は不要
- リフレクター(後部反射器)
- フロントライト(前照灯)※要自動点灯
装置が欠けていると、整備不良になるため、公道走行はできません。
気になる電動バイク・キックボードがあれば、保安基準を満たしていて、公道走行できるかどうか確認しておきましょう。
その他の条件について
保安基準を満たしている電動バイク・キックボードを購入しても、下記のルールを守らないと公道走行できません。
- 運転免許
- ヘルメット着用
- 自賠責保険加入
- ナンバープレート装着
まず自賠保険に加入して、車体にナンバープレートを装着します。
自賠責保険は対人事故を補償するもので、コンビニなどで気軽に加入手続きができます。
ナンバープレートは、近くの役所で30分程度手続きすれば、交付してもらえます。
次に、運転時にはヘルメット・運転免許証が必要です。
ヘルメット・免許証なしで運転すると、交通違反になるので注意しましょう。
まとめ
今回は、折りたたみできる電動バイクについて紹介しました。
折りたたみできる電動バイクは、大きな保管スペースが必要なく、持ち運びにも便利です。
車に電動バイクを積んで、外出先・レジャーで電動バイクを楽しめます。
ただし電動バイクで公道走行するなら、保安基準・免許証・ヘルメット・ナンバープレート・自賠責保険といったルールを守らなければいけません。
もしルールを守ってない状態で公道走行すると、交通違反になるため注意しましょう。