電動キックボードは、簡単に運転できる便利な乗り物です。
「電動キックボードを購入して自分好みにカスタマイズしたい」
「改造してスピードが出るようにしたい」
と思う人がいるかもしれません。
結論からいうと、電動キックボードの改造やカスタマイズはおすすめできません。
なぜなら自分で改造すると、移動できる距離が短くなったり、走行スピードが出なくなったりと問題が多いからです。
最初から必要なパーツが全部揃った電動キックボードを選んだ方がいいでしょう。
この記事では電動キックボードの改造・保安基準について紹介します。
電動キックボードの改造は可能だがおすすめできない
電動キックボードの改造・カスタム自体は、認められています。
しかし、自分で電動キックボードを改造する場合は、そもそも改造作業自体が難しいです。
例えば購入した電動キックボードにウインカーがついておらず、自分でウインカーを取り付けるとします。
ウインカーの取り付けには、配線を扱う技術・知識が必要で、非常に難しいです。
もしウインカーの取り付けができたとしても、走行にトラブルが発生するかもしれません。
改造によって、移動できる距離が短くなったり、スピードが出なくなったりするケースもあります。
電動キックボードを自分で改造するなら、最初から必要なパーツが揃った電動キックボードを選ぶのがおすすめです。
保安基準について
電動キックボードで公道走行するなら、保安基準を守らなければいけません。
保安基準とは、安全に走行するために必要な装置がついているかどうかの基準です。
- ミラー(後写鏡)
- ウインカー(方向指示器)
- クラクション(警音器)
- 機械式ブレーキ(制動装置)
- ブレーキランプ(制動灯)
- スピードメーター(速度計)
- テールランプ(尾灯)
- ナンバー灯(番号灯) ※最高速度19km/h以下は不要
- リフレクター(後部反射器)
- フロントライト(前照灯)※要自動点灯
上記の装置がひとつでも欠けていると、公道走行ができません。
購入した電動キックボードが保安基準を守れておらず、自分で装置を取り付ける人もいます。
しかし、保安基準を守るための改造はおすすめできません。
自分で電動キックボードを改造すると、走行中にトラブルが発生するリスクがあるからです。
「購入した電動キックボードにクラクションがついてないから、自分でクラクションを取り付ける」という人もいるかもしれませんが、最初からクラクション付きの電動キックボードを選んだ方が安全です。
自分で改造するのではなく、元から保安基準を守れている電動キックボードを選ぶのがおすすめです。
専門店で実績のある電動キックボードを選ぼう
「どんな電動キックボードを選べばいいのか分からない」という人もいるでしょう。
電動キックボードを選ぶときには、専門店で販売実績のあるものを選びましょう。
例えばFree Mileで販売しているFree Mile plusは多くのお客様に利用いただき、通勤・レジャーなどで活躍しています。
保安基準も守れており、安全に公道走行できるため「電動キックボード選びに迷っている」という人にもおすすめです。
電動キックボードで公道走行するには
電動キックボードで公道走行するには、保安基準以外にも守るべきルールがあります。
ここからは、公道走行したい電動キックボードが守るべきルールについて紹介します。
自賠責保険・ナンバープレート
電動キックボードで公道走行するなら、自賠責保険の加入・ナンバープレートの装着が必須です。
自賠責保険とは対人事故を補償するもので、加入が義務づけられています。
「加入手続きが面倒」と思うかもしれませんが、コンビニで簡単に手続きできます。
もし自賠責保険に未加入の状態で公道走行すると、交通違反になるので注意しましょう。
公道走行前に、ナンバープレートを車体に装着しなければいけません。
ナンバープレートは近くの役所で30分程度手続きすれば、無料で取得できます。
2023年7月に電動キックボードのルールが変わる
2023年3月現在、電動キックボードは原付バイクと同じ扱いです。
しかし、2023年7月に法改正が適用されて、電動キックボードは「特定小型原付」という新しい区分になります。
特定小型原付になることで、下記のような変更があります。
電動キックボード(現在のルール) | 特定小型原付(改正後) | |
免許 | 必須 | 不要 |
ヘルメット | 必須 | 任意(努力義務) |
自賠責保険 | 必須 | 必須 |
ナンバープレート | 必須 | 必須 |
速度制限 | 時速30km | 時速20km |
走行場所 | 車道のみ | 車道・自転車レーン・路側帯 |
年齢制限 | 免許に準ずる | 16歳以上 |
電動キックボードを含む特定小型原付は、16歳以上であれば運転免許証・ヘルメットなしで運転できます。
ただし自賠責保険の加入・ナンバープレートの着用は必須です。
まとめ
電動キックボードの改造・カスタムは認められていますが、おすすめできません。
なぜなら改造によって走行中にトラブルが発生したり、公道走行するための保安基準を守れなくなってしまう可能性があるからです。
自分で改造するよりも、最初から保安基準を守って公道走行できる電動キックボードを選びましょう。
また2023年3月現在、電動キックボードで公道走行するには、自賠責保険・ナンバープレート・運転免許証・ヘルメットの着用が必須です。
交通ルールを守らないと、交通違反として取り締まりの対象になるので注意してください。