2023年の法改正によって、電動キックボードに「特定小型原付」という区分が新設されました。
16歳以上なら、運転免許証が不要・ヘルメットの着用が努力義務です。
「特定小型原付の電動キックボードが気になるけど、値段はいくらか知りたい」という人もいるでしょう。
特定小型原付の電動キックボードの価格は、10万~30万程度が多いです。
この記事では、特定小型原付の価格・選び方・初期費用について紹介します。
特定小型原付の価格は10~30万円程度
特定小型原付扱いの電動キックボードは、10〜30万円の価格帯が多いです。
「なるべく安い電動キックボードがいい」という人も多いかもしれませんが、価格だけで選ぶのは危険です。
なぜなら価格が安いものは、車体の安全性が保たれてなかったり、公道走行の基準を満たしていなかったりする可能性が高いからです。
実際に安価で販売されていた電動キックボードで、車体の安全性が悪く、公道走行できなった事例もあります。
特定小型原付の選び方
「価格で特定小型原付を選ぼうと思っていた」という人もいるでしょう。
価格も重要ではありますが、それよりも車体の安全性・実績のある会社かどうかで選びましょう。
ここからは、特定小型原付の選び方について紹介します。
車体の安全性で選ぶ
特定小型原付扱いの電動キックボードを選ぶときに重要なのが、車体の安全性です。
電動キックボードは持ち運びするために軽量化されたものも多いですが、軽量化された車体は運転中にフラつきやすく危険です。
運転中の安定性を求めるなら、ある程度の重量があり、安全に運転できる電動キックボードがおすすめです。
安価に購入できる電動キックボードがあったとしても、安全に運転できずに事故のリスクが高ければ、危険です。
電動キックボードを選ぶときは「車体の安全性はどうか?」と必ずチェックしましょう。
電動キックボードの専門店で選ぶ
電動キックボードは大手量販店や通販サイトで安価に購入できます。
気軽に購入できるのは大きなメリットですが、電動キックボードを購入するときは実績のある専門店を選びましょう。
なぜなら電動キックボードの交通ルールは改正があり、販売側が細かく把握できないケースがあるからです。
そこで電動キックボードの販売実績がある会社なら、しっかり法律を把握しており、改正法にも対応した電動キックボードを販売しています。
電動キックボードを選ぶときには、なるべく専門店で探すのがおすすめです。
特定小型原付にかかる費用は年間1万程度
ここからは特定小型原付にかかる費用について紹介します。
結論からいうと、特定小型原付の維持費は年間で1万円程度です。
- 自賠責保険料:3,000〜7,000円
- 燃料・電気代:6,000円程度
- 軽自動車税:2,000円
- 合計:11,000〜15,000円
「なるべく維持費や費用を抑えたい」という人におすすめです。
自賠責保険
特定小型原付で公道走行するなら、自賠責保険に加入しなければいけません。
自賠責保険とは対人事故を補償するもので、法律で加入が義務になっています。
2023年までは原付バイクと同じ保険料で、年間3,000〜7,000円程度です。
契約期間が長くなれば、保険料が安くなります。最長5年契約すると、1年間あたりの保険料が2,796円です。
燃料代・電気代
電動キックボードの燃料・電気代はかなり安く、原付バイクと比べても燃費がいいです。
週5日の通勤で往復10km走行するとしたら、料金は下記の通りです。
- 電動キックボード:月520円程度
- 原付バイク:月900円(180円/1Lで計算)
電動キックボードは燃費がよく、電気代を抑えられます。
軽自動車税
2024年4月1日以降、毎年4月1日に特定小型原付を所有していると、2,000円の軽自動車税がかかります。
4〜5月頃に納税通知書が送付されるので、金融機関・コンビニなどで忘れず支払いましょう。
特定小型原付の交通ルールについて
2023年7月1日に改正道路交通法が適用されて、特定小型原付という新しい区分が作られました。
改正法の適用前は原付バイク扱いだった電動キックボードは、改正案の適用によって下記のように変更されました。
特定小型原付(現行ルール) | 改正前のルール(2023年6月まで) | |
運転免許 | 不要 | 必須 |
ヘルメット | 任意(努力義務) | 必須 |
自賠責保険 | 必須 | 必須 |
ナンバープレート | 必須 | 必須 |
速度制限 | 時速20km/6kmの切り替え | 時速30km |
走行場所 | 車道・自転車レーン・路側帯・歩道 | 車道のみ |
年齢制限 | 16歳以上 | 免許に準ずる |
特定小型原付扱いの電動キックボードは、16歳以上であれば運転免許証が不要・ヘルメットの着用が努力義務です。
また走行モードを切り替えることで、車道・歩道のどちらも走行可能です。
ただし自賠責保険の加入・ナンバープレートの取り付けは必須です。
特定小型原付扱いの電動キックボードは「atico」がおすすめ
特定小型原付の電動キックボードを探しているなら、Free Mileから販売予定のatico(あちこ)がおすすめです。
aticoは法改正に対応した特定小型原付扱いの電動キックボードです。
タイヤが3つある三輪タイプで、車体が自立するため安定性が高いです。二輪タイプのように自分でバランスを取る必要もありません。
さらに完全防水機能も備わっており、雨が降っているときも屋外保管できます。
aticoについて気になる方は、下記のボタンから詳細をご覧ください。
まとめ
特定小型原付扱いの電動キックボードは、10〜30万円程度で販売されています。
電動キックボードを選ぶときに、価格だけで判断するのは危険です。
車体の安全性・販売している会社の実績や専門性を見たうえで、電動キックボードを選びましょう。
また電動キックボードは他の乗り物に比べて、費用が安いため、維持費を節約したい人にもピッタリです。