電動キックボードは持ち運びに優れた乗り物です。
「電動キックボードは公共交通機関で持ち運びできるのか?」と思う人もいるかもしれません。
結論からいうと、電車は持ち運び用のケースに入っていればOKで、バスは会社によってルールが違い、飛行機は持ち運びできません。
ただし会社によってルールが違うため、事前に公共交通機関へ確認を取るのがおすすめです。
この記事では、電動キックボードの輪行について紹介します。
電動キックボードは輪行できる
輪行とは、自転車・キックボードなどを折りたたんで、公共交通機関で持ち運ぶことです。
電動キックボードは、電車なら輪行できることが多いです。
バスは会社によってルールが大きく異なり、飛行機は持ち込み不可です。
ただし公共交通機関の運行状況・会社の規則によって、輪行できなくなっている場合もあるため、必ず事前にお問い合わせて確認しておきましょう。
電車は基本的にOK
電車は、基本的に輪行が認められています。
ただし電動キックボードを電車に持ち込む場合は、下記の条件を満たさなければいけません。
- 縦・横・高さの合計が250cm
- 重量は30kgまで
- 持ち運び用のケースに入れる
電動キックボードはコンパクトサイズのものが多く、折りたたみできれば大きさは問題ないでしょう。
輪行する場合は、必ず持ち運び用のケースに入れなければいけません。
電動キックボードによっては、専用の持ち運び用のケースを販売しているので、輪行するなら必ずケースも買っておきましょう。
バスは会社や路線による
バスは会社や路線によって、細かく規則が異なります。
そのため電動キックボードを持ち運びできるバスもありますが、通常の路線バスでは輪行ができない場合もあります。
例えば、輪行ができる「自転車積み込みプラン」を打ち出しているバス会社もあります。
ただし事前予約が必要だったり、追加料金がかかったりなど、いろんな条件があります。
会社や路線によって、輪行できるかどうかは、全然違うので各社に問い合わせをしましょう。
飛行機には持ち込めない
「飛行機にも電動キックボードを持ち込みたい」という人がいるかもしれません。
結論からいうと、飛行機に電動キックボードは持ち込めません。
飛行機にはリチウムイオンバッテリーの持ち込み制限があります。
充電式の電動キックボードはリチウムイオンバッテリーを使っているため、飛行機への持ち込みは認められていません。
電動キックボードを輪行するときの注意点
ここからは、電動キックボードで輪行するときの注意点を紹介します。
折りたたみ
電動キックボードを選ぶときに、折りたたみできるモデルを選びましょう。
なぜなら、折りたたみができないとサイズが小さくならないため、そもそも輪行できないからです。
折りたたんでコンパクトになれば、電車にも持ち運べるサイズになります。
「電動キックボードを買ったら輪行したい」という人は、折りたたみができるものを選びましょう。
持ち運びのケース
電動キックボードを輪行するときは、持ち運び用のケースに入れなければいけません。
電動キックボードによっては、専用のケースを販売している場合もあります。
もし持ち運び用のケースがなかったとしても、ネットで気軽に購入できます。
ネットで「電動キックボード用の持ち運びケース」と調べれば、3,000円程度で販売されています。
電動キックボードを輪行したい人は、輪行ケースも合わせて買っておきましょう。
2023年7月に電動キックボードのルールが変わった
2023年7月1日に改正道路交通法が適用されて、特定小型原付という新しい区分が作られました。
法改正前は、電動キックボードは原付バイク扱いでしたが、特定小型原付扱いになることで、多くの変更点があります。
ただし、輪行に関するルールは変更がありません。法改正前・法改正後でも同じルールです。
特定小型原付(現行ルール) | 改正前のルール(2023年6月まで) | |
運転免許 | 不要 | 必須 |
ヘルメット | 任意(努力義務) | 必須 |
自賠責保険 | 必須 | 必須 |
ナンバープレート | 必須 | 必須 |
速度制限 | 時速20km/6kmの切り替え | 時速30km |
走行場所 | 車道・自転車レーン・路側帯・歩道 | 車道のみ |
年齢制限 | 16歳以上 | 免許に準ずる |
特定小型原付扱いの電動キックボードは、16歳以上であれば、運転免許証不要・ヘルメットの着用が努力義務です。
法改正後も自賠責保険の加入・ナンバープレートの取り付けは必須条件です。
特定小型原付のaticoがおすすめ
法改正に対応した電動キックボードを選ぶなら、Free Mileから発売予定のatico(あちこ)がおすすめです。
aticoはタイヤが3つある三輪タイプの電動キックボードです。
車体が自立するため安定性が高く、転倒のリスクが低いです。
電動キックボードには珍しい完全防水で、雨が降っているときでも気軽に屋外保管できます。
aticoについて詳しく知りたい人は、下記のボタンから詳細からご覧ください。
まとめ
この記事では、電動キックボードの輪行について紹介しました。
電動キックボードの輪行は、公共交通機関によってルールが異なります。
電車は基本的にOKですが、大きさが250cm以下・収納ケースに入っていることが条件です。
バスは会社や運行状況によって異なるため、事前に問い合わせてみましょう。
飛行機は、電動キックボードの持ち運びができません。
ただし各会社によって細かくルールが異なるため、電動キックボードを輪行するなら、事前に問い合わせるのがおすすめです。