電動キックボードは簡単に運転できて、維持費も安い乗り物です。
電動キックボードはレジャー・ちょっとした移動にも使えますが、実は通勤でも活用できます。
「電動キックボードは通勤に使える」といっても、安全性・交通ルールなどが気になるかもしれません。
この記事では、電動キックボードのメリット・交通ルールについて紹介します。
「電動キックボードを通勤でも使いたい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
電動キックボードは通勤に使える
「電動キックボードで通勤したいけど、そもそも通勤用に使えるの?」と思うかもしれません。
結論からいうと、電動キックボードは通勤に使えます。
Free Mileで販売している電動キックボードを購入して、実際に通勤用として活用している人もいます。
気になる性能と安全性について
電動キックボードで通勤するとしたら、気になるのが性能・安全性ではないでしょうか。
まず電動キックボードの法定速度は時速30kmです。
原付バイクと同じぐらいのスピードを出せるため、公道でも安全に走行できます。
私も実際に電動キックボードを運転したことがありますが、自動車が通るような車道・急な坂道でも問題ありませんでした。
気になる安全性ですが、交通ルールを守って正しく運転すれば、事故のリスクは少ないです。
安全性が気になる人は、車体の重量があって、安定性の高い電動キックボードを選びましょう。
Free Mile plusのように重心を低く設計しているものは、急なカーブでも安定性を保ったまま運転できます。
通勤距離について
電動キックボードは、バッテリーを充電して走行します。
目安として、1回のフル充電で40km程度走行できます。
そのため通勤距離が40kmよりも長い場合は、電動キックボードのバッテリーがもたないかもしれません。
自宅から会社までの往復距離を計算して、電動キックボードで通勤できる距離か確認しておきましょう。
解決策として予備のバッテリーを購入したり、会社のコンセントで充電したりといった方法もあります。
乗り心地・運転について
「電動キックボードを運転したことないけど、乗り心地はどうなの?」と思う人もいるでしょう。
結論からいうと、乗り心地は静かなバイクといった感覚です。
電動キックボードは電力でモーターを回して走行するため、エンジン・マフラーがついていません。
ガソリンバイクのようにエンジンの振動・マフラーの排気音がないため、静かで快適です。
商品にもよりますが、サドルのついている電動キックボードはバイク・自転車のように座れるため、運転時の負担も軽減できます。
また運転した感覚としては、原付バイクに似ています。
ハンドル部分のアクセルを回して走行、レバーを引くとブレーキが効きます。
私は以前原付バイクに乗っていましたが、電動キックボードを運転したときに「原付バイクと似ている」と思いました。
過去にバイクを運転した経験があれば、すぐに電動キックボードも運転できます。
またバイクの運転経験がなくても、電動キックボード自体の運転はすごく簡単なので、すぐに慣れます。
電動キックボードのメリット
ここからは電動キックボードのメリットを紹介します。
- 維持費が安い
- 大きい駐車スペースが必要ない
- 頻繁にメンテナンスしてなくてもいい
維持費が安い
電動キックボードは、自動車・バイクに比べると維持費が安いです。
なぜなら燃費がよく、燃料費を抑えられるからです。
電動キックボードは自宅のコンセントでバッテリーを充電して、電力でモーターを動かして走行します。
実は「燃費がいい」といわれる原付バイクよりも、電動キックボードの方が燃費がよく、燃料費を安く抑えられます。
わざわざガソリンスタンドに寄って給油する必要もないため、手間もかかりません。
大きい駐車スペースが必要ない
また電動キックボードは、バイクに比べてコンパクトなサイズが多いため、大きな駐輪スペースも必要ありません。
自動車・バイクならわざわざ駐車場を契約しなければいけないかもしれませんが、電動キックボードなら小さいスペースで保管できます。
電動キックボードを自宅の玄関で保管している人もいます。
頻繁にメンテナンスしなくてもいい
電動キックボードは、自転車のように頻繁にメンテナンスする必要はありません。
バッテリーのこまめな充電と、タイヤの空気を入れるだけで、快適に走行できます。
「移動の手段として乗り物がほしいけど、こまめなメンテナンスが苦手」という人におすすめです。
電動キックボードの交通ルールについて
電動キックボードで通勤するなら、交通ルールを知っておかなければいけません。
道路交通法では、電動キックボードは原付バイクと同じ区分になります。
もし交通ルールを守らずに電動キックボードを運転すると、交通違反として取り締まりの対象になるので注意しましょう。
ここからは、電動キックボードの交通ルールについて紹介します。
- 保安基準を満たしている
- 自賠責保険・ナンバープレート
- 運転免許証・ヘルメット
- 車道のみ走行・飲酒運転禁止
保安基準を満たしている
すべての電動キックボードが公道走行できるわけではありません。
公道走行するためには、保安基準を満たしている必要があります。
保安基準とは、安全に公道走行するために装置がついているかどうかの基準です。
- ミラー(後写鏡)
- ウインカー(方向指示器)
- クラクション(警音器)
- 機械式ブレーキ(制動装置)
- ブレーキランプ(制動灯)
- スピードメーター(速度計)
- テールランプ(尾灯)
- ナンバー灯(番号灯) ※最高速度19km/h以下は不要
- リフレクター(後部反射器)
- フロントライト(前照灯)※要自動点灯
上記の装置が欠けていると、保安基準を満たしてないため、公道走行できません。
「公道走行可能」といって販売されている電動キックボードは、この保安基準を満たしているという意味になります。
保安基準を満たしているかどうかは、電動キックボードに乗る人の責任になります。
購入した時点で、保安基準を満たしていなければ、自分で装置を取り付けなければいけません。
通勤で電動キックボードを使いたいなら、最初から保安基準を満たした電動キックボードを選びましょう。
自賠責保険・ナンバープレート
電動キックボードで公道走行する前に、自賠責保険に加入して、ナンバープレートを取り付けなければいけません。
自賠責保険とは、対人事故を補償するものです。
自賠責保険の加入は法律で義務付けられており、未加入で運転すると交通違反です。
加入手続きはコンビニで簡単に済ませられます。
またナンバープレートを取得して、電動キックボードに取り付けなければいけません。
近くの役所で手続きすれば、30分程度でナンバープレートを発行してくれます。
自賠責保険の加入・ナンバープレートの取得も、そこまで時間はかからず簡単に手続きできます。
運転免許証・ヘルメット
電動キックボードを運転するときには、運転免許証・ヘルメットが必要です。
電動キックボードは原付バイクと同じ区分になるため、原動機付自転車免許・普通自動車免許などが必要です。
運転時に免許証を持っておかないと、免許不携帯で交通違反になります。
またヘルメットも必ず着用しなければいけません。
一部の電動キックボードシェアサービスでは、ヘルメットなしでの運転が認められています。
しかし、基本的には電動キックボードを運転するときはヘルメット必須なので、忘れずに着用しましょう。
車道のみ走行・飲酒運転禁止
電動キックボードは車道しか走行できません。
「スピードを落とせば、歩道も走行できる」と思っている人もいるかもしれませんが、歩道は走行禁止です。
電動キックボードで歩道走行するなら、電源を切って車体を押しながら進みましょう。
また飲酒運転も禁止されています。
飲酒した状態で電動キックボードを運転すると、事故の危険も高くなるため、絶対に飲酒運転をしてはいけません。
こんな人は電動キックボード通勤がおすすめ
下記のような人は、電動キックボードでの通勤がおすすめです。
- 通勤距離が短い
- ちょっとした移動にも使いたい
- 大きな保管スペースがない
- 維持費をなるべく抑えたい
電動キックボードの選び方について
「通勤用に電動キックボードを購入したいけど、どうやって選べばいいの?」と思う人もいるでしょう。
ここからは、電動キックボードの選び方について紹介します。
- 専門店を利用する
- 折りたたみ・サドル
- 通勤距離を走行できるか
専門店を利用する
電動キックボードを探しているなら、専門店を利用しましょう。
なぜなら電動キックボードの交通ルールは複雑で、専門店ではないと細かく把握できてない可能性があるからです。
大手量販店・通販サイトで安価な電動キックボードが販売されています。
手軽に購入できますが、安全性・保安基準に関しては注意しておきましょう。
なぜなら「保安基準を満たしていて公道走行できる」と販売されていた電動キックボードが、数ヶ月後に「実は公道走行できません」と発表された事例があるからです。
公道走行するために電動キックボードを買ったとしても、販売側がルールを把握しておらず、あとから公道走行が禁止になるかもしれません。
電動キックボードを購入するなら、専門店ですでに販売実績のあるモデルを選びましょう。
折りたたみ・サドル
電動キックボードを購入するなら、折りたたみできて、サドルの取り外しができるものを選びましょう。
Free Mile plusはハンドル部分を折りたたみできるため、保管スペースが節約でき、持ち運びにも適しています。
またサドルが取り外しできれば、長距離移動のときだけサドルをつけたりと目的に応じた使い方ができます。
サドルがない方が重量も軽くなり持ち運びも楽ですが、通勤時に座れないと足腰の負担にもなります。
サドルが取り外しできるものだと、不要なときはサドルを外せるため、かなり便利です。
通勤距離を走行できるか
電動キックボードは、バッテリーを充電して電力で走行します。
ガソリンバイクのように、途中でガソリンスタンドに寄って給油できません。
そのためバッテリーをフル充電すれば、往復の通勤が問題なくできるかどうか確認しておきましょう。
例えばFree Mile plusならフル充電で最大航続距離が40kmなので、通勤の往復距離が40km未満なら問題なく走行できます。