電動キックボードは、ちょっとした移動に便利な乗り物です。
電動キックボードと聞くと「前後にタイヤが一個ずつ付いている」という二輪のイメージがあるかもしれません。
実は三輪の電動キックボードもあります。
三輪の電動キックボードは、二輪に比べて安定性が高く、運動が苦手な方・高齢者の方にでも簡単に運転できます。
この記事では、三輪の電動キックボードのメリット・交通ルールについて紹介します。
三輪の電動キックボードとは?
三輪の電動キックボードは、前輪か後輪にタイヤがふたつ付いて、合計3つのタイヤがついたものです。
三輪は、前二輪・後二輪の2種類あります。
「前二輪・後二輪はどう違うの?」と思うかもしれません。
一般的にバイクだと前二輪は曲がりやすく、後二輪は安定性が高いといわれています。
バイクはシートに座って運転するため重心が後ろにかかり、後二輪の方が荷重を支えやすいからです。
ただし電動キックボードは基本的に立ち乗りになるため、バイクとは違った使用感になるかもしれません。
三輪のメリット
ここからは、三輪のメリットについて紹介します。
- 安定性が高い
- 誰でも乗りやすい
- 信号待ちも立ったままでOK
- 駐車スタンドが必要ない
三輪は二輪に比べると、安定性が高いです。
常にバランスが取れており、転倒リスクも少ないです。
二輪のようにバランスを取る必要がないため、運転に慣れていない人でも簡単に運転できます。
また二輪と違い自立できるので、信号待ちでも立ったままで問題なく、二輪だと必須の駐車スタンドも必要ありません。
「なるべく安定性の高い電動キックボードがいい」という人は、二輪ではなく三輪がおすすめです。
2023年7月に電動キックボードの交通ルールが変わった
2023年7月1日に改正道路交通法が適用されて、特定小型原付という新しい区分が作られました。
改正前は電動キックボードは原付扱いでしたが、特定小型原付扱いになることで、下記のような変更がありました。
特定小型原付(現行ルール) | 改正前のルール(2023年6月まで) | |
運転免許 | 不要 | 必須 |
ヘルメット | 任意(努力義務) | 必須 |
自賠責保険 | 必須 | 必須 |
ナンバープレート | 必須 | 必須 |
速度制限 | 時速20km/6kmの切り替え | 時速30km |
走行場所 | 車道・自転車レーン・路側帯・歩道 | 車道のみ |
年齢制限 | 16歳以上 | 免許に準ずる |
特定小型原付扱いの電動キックボードは16歳以上であれば、運転免許証なし・ヘルメットの着用が努力義務です。
ただし法改正後も、自賠責保険の加入・ナンバープレートの装着は必須です。
特定小型原付の条件について
すべての電動キックボードが特定小型原付扱いになるわけではありません。
下記の条件を満たした電動キックボードが、特定小型原付扱いになります。
- 車体の大きさ:長さ190cm以下・幅60cm以下
- 時速制限20km/6km
- 最高速度表示灯 など
また公道走行するためには、保安基準もクリアしなければいけません。
保安基準とは、安全に走行するための装置がついているかどうかの基準です。
上記の装置がひとつでも欠けていると、保安基準を満たしておらず公道走行できません。
電動キックボードで公道走行するなら、最初から保安基準を満たしたものを選びましょう。
自賠責保険・ナンバープレート
電動キックボードで公道走行する前に、自賠責保険への加入・ナンバープレートの取り付けが必須です。
自賠責保険とは、対人事故を補償するもので、法律で加入が義務付けられています。
自賠責保険の加入は、コンビニなどで簡単に手続きできます。
またナンバープレートを装着しなければいけません。
ナンバープレートは、近くの役所で30分程度手続きすれば、無料で取得できます。
自賠責保険に未加入だったり、ナンバープレートを装着していなかったりすると、交通違反として取り締まりの対象になります。
交通ルールは二輪・三輪も同じ
「三輪の電動キックボードと二輪の電動キックボードはルールが違うの?」と思うかもしれません。
結論からいうと、基本的には三輪でも二輪でも電動キックボードであれば、交通ルールは同じです。
2023年7月の法改正によって、電動キックボードは車体の条件によって特定小型原付・一般原付・原付二種のどれかに該当します。
二輪か三輪かで車体の区分が変わることはありません。
ただし左右の車輪の距離が50cmを超えていたり、車室といって運転席が区切られていたりすると、電動キックボードではなく「ミニカー」扱いになるので注意しましょう。
ミニカー扱いになると、運転するために普通自動車免許が必要になります。
電動スクーター・電動バイクとの違いついて
「電動キックボード・スクーター・バイクって何が違うの?」と思うかもしれません。
結論からいうと、それぞれ車体の形状が異なります。
- キックボード:地面を蹴って進むハンドルつきの乗り物
- スクーター:前方に踏み台があり、車輪の直径が22インチ以下のバイク
- バイク:車輪が前後にあり、エンジン・モーターで走行する乗り物
スクーターは、バイクの中の細かい種類のひとつです。
ただし法律上の区分は、車体のサイズやバッテリーの出力などで決まります。
例えば「電動キックボード」という名目で売られていても、実際には原付バイクの区分に入る場合もあります。
そのため電動キックボード・スクーターなどを探す場合は、法律上どの区分に入るのか?を購入前にチェックしておきましょう。
電動スクーターについて詳しく知りたい方は、下記のページをご覧ください。
→電動スクーターとは?特徴・メリット・デメリット・電動キックボードとの違いを解説
三輪電動キックボードaticoがおすすめ
「三輪の電動キックボードを探している」という人は、Free Mileから発売予定のatico(あちこ)がおすすめです。
aticoは後二輪タイプの三輪電動キックボードで、安定性が高いです。
車体が自立するため、二輪タイプのようにバランスを取る必要もなく、転倒リスクも低いです。
普段からバイクや電動キックボードを運転している方にもおすすめですが、運転に慣れていない方・シニアの方でも、心配なく簡単に運転できます。
また地面を蹴らずに発進できるため、ヒール・スカートでも乗りやすく、女性の方も安心して運転できます。
改正法に対応しており、特定小型原付の電動キックボードとして利用できます。
まとめ
三輪の電動キックボードは、二輪に比べて安定性が高く、誰でも簡単に運転できます。
また三輪の場合は車体が自立するため、信号待ちでも乗ったまま・駐車時にはスタンドも必要ありません。
交通ルールは、基本的には二輪の電動キックボードと同じ扱いです。
ただし左右の車輪の距離が50cmを超えたり、車室があると、電動キックボードではなくミニカー扱いになるので注意しましょう。
三輪タイプの電動キックボードを探しているなら、Free Mileから発売予定のaticoがおすすめです。
後二輪で車体が自立するため、安定性が高く、走行中も安全です。
特定小型原付扱いになるため、16歳以上であれば運転時に運転免許なし・ヘルメットの着用が努力義務です。
気になる人は、下記のボタンより詳細をご覧ください。