2023年7月の法改正によって、電動キックボードに「特定小型原付」という新しい区分ができました。
特定小型原付扱いの電動キックボードは、16歳以上であれば運転免許証不要・ヘルメットの着用が努力義務です。
ただし、自賠責保険の加入・ナンバープレートの装着が必須です。
「特定小型原付の電動キックボードは任意保険に入った方がいいの?」と思うかもしれません。
結論からいうと、任意保険に加入する義務はありませんが、不安な方は加入がおすすめです。
この記事では、特定小型原付の保険について解説します。
自賠責保険の加入は必須
特定小型原付は、自賠責保険の加入が必須です。
自賠責保険とは、対人事故を補償するもので、加入が義務付けられています。
電動キックボードだけではなく、自動車・バイクも自賠責保険に加入しなければいけません。
自賠責保険の加入手続きは、コンビニなどで気軽にできます。
保険料について
特定小型原付の自賠責保険料は、2024年3月まで原付バイクと同じ金額です。
また自賠責保険の保険料は、法律で決められているため、どこで加入手続きをしても金額に違いはありません。
2024年4月に、特定小型原付の保険料が新設される予定です。
電動キックボード・特定小型原付の任意保険
「自賠責保険の加入が必須なのは分かったけど、任意保険ってどうすればいいの?」と思うかもしれません。
任意保険の加入は必須ではありませんが、不安な方は加入した方がいいでしょう。
ここからは、特定小型原付の任意保険について紹介します。
不安なら任意保険への加入がおすすめ
「特定小型原付の任意保険に加入した方がいいのか悩んでいる」という人もいるでしょう。
結論からいうと、少しでも不安があるなら任意保険への加入がおすすめです。
なぜなら自賠責保険は補償範囲が限られているからです。
自賠責保険は対人事故しか補償されません。もし自損事故で、自分が怪我をしてしまった場合に、自費で治療する必要があります。
そこで自損事故もカバーしている任意保険に加入していれば、自損事故の怪我であっても問題なく補償してくれます。
事故したときの不安を考えながら運転するぐらいなら、任意保険に加入して安心して運転できた方がいいでしょう。
特定小型原付用の任意保険は少ない
2023年7月に交通ルールが変わったため、特定小型原付専用の任意保険は数が少ないです。
加入するなら原付バイク用の任意保険を選びましょう。
原付バイク用の任意保険であれば、特定小型原付もカバーしているケースが多いです。
また、自動車保険に加入しているなら、ファミリーバイク特約が使えるかもしれません。
ファミリーバイク特約は、保険に加入している人・家族が125cc以下のバイクに乗るときに利用できるもので、対物事故も補償してくれます。
ただし保険プランによって補償内容は異なるため、詳細を確認したい方は、保険会社にお問い合わせください。
自転車用の任意保険は、特定小型原付を対象外にしていることが多いため、選択肢からはずした方がいいでしょう。
2023年7月に電動キックボードのルールが変わった
2023年7月1日に改正道路交通法が適用されて、特定小型原付という新しい区分が作られました。
特定小型原付(現行ルール) | 改正前のルール(2023年6月まで) | |
運転免許 | 不要 | 必須 |
ヘルメット | 任意(努力義務) | 必須 |
自賠責保険 | 必須 | 必須 |
ナンバープレート | 必須 | 必須 |
速度制限 | 時速20km/6kmの切り替え | 時速30km |
走行場所 | 車道・自転車レーン・路側帯・歩道 | 車道のみ |
年齢制限 | 16歳以上 | 免許に準ずる |
特定小型原付は、16歳以上であれば運転免許証が不要・ヘルメットの着用が努力義務です。
また条件を満たすことで、車道だけでなく、歩道も走行できます。
ただしナンバープレートの取り付けは必須です。
特定小型原付の条件
すべての電動キックボードが特定小型原付扱いになるわけではありません。
下記の条件を満たす電動キックボードが、特定小型原付として扱われます。
- 車体の大きさ:長さ190cm以下・幅60cm以下
- 時速制限20km/6km
- 車体の保安基準 など
保安基準とは、安全に公道走行できるように車体に装置が付いているかどうかの基準です。
もし上記の装置がひとつでも機能しない場合は、保安基準を満たしておらず公道走行できません。
公道走行するなら、保安基準を満たした車体を選びましょう。
特定小型原付の電動キックボードなら「atico」
特定小型原付の電動キックボードを探している人には、Free Mileから発売予定のatico(あちこ)がおすすめです。
aticoは法改正に対応した特定小型原付の電動キックボードです。
タイヤが3つある三輪タイプで、車体が自立するため安定性が高く、転倒リスクも少ないです。
車体の重量は30kgあるため、重心が低く、運転中もフラつきにくく安全です。
また車体が完全防水なので、雨が降っているときも問題なく屋外保管できます。
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